レーザー治療は最近一般的になってきた治療で、特定の1つの周波数で発生させた、高エネルギーの光を集中させ、治療に用いる方法です。周波数毎に特徴があり用途が違います。 |
本院2台目のレーザーです GCと言うメーカーのCO2(シーオーツー)レーザーで商品名はnano laserGLVと言います メーカー参考資料http://products.gcdental.co.jp/system/items-view/919/ 特徴を一言で言うと 水分に反応しやすく、表面にエネルギーが集中し易いというところで、得意は軟組織切開、蒸散 歯質強化です。インプラントの2次手術の粘膜切除や、抜歯後に生じてしまう(本当は防ぎたい)抜歯窩の吸収を防ぐため、抜歯窩に血液を溜め、CO2レーザーを当て、血餅を積極的に作ると、後の骨の吸収が大分減少させられます。インプラントやブリッジを予定している場所に使用して、骨の吸収を最小限にしようと思っています 親知らずの抜歯をすると、その前の歯の親知らずに接していた根面に深いポケットがどうしても生じてしまいます。今までは手を銜えて見ているしかなかったケースですが、少し改善できると思います 当院一台目のnd−YAG LASERは、それに反して、組織透過性の強いlaserです 適材適所で、一台で全ての事が出来ないところが、臨床家泣かせです レーザー治療のデメリットは経済性にあります。1台うん百万円ですが、保険では認められないか、ほんの数百円の報酬に限られます。ハードの購入費の償却は勿論、人件費も出ません。ではなぜ導入したのか?との問いには、治療の質が向上するので、としか答えられません。(ちょっと格好付け過ぎ?笑) H20年4月10日の例ですが、1歳6ヶ月の小児で、舌下小帯の短縮で発音がうまく出来なく、切開OPEが必要な症例をCO2レーザーでほんの少しの麻酔下でOPEしました。メスを使う手術では縫合が不可欠で、この年齢では舌を停止しておけないので、もう少し先送りするケースですが、発音の獲得の為にはなるべく早期の方が良いのは明らかです。そこでこのレーザーの登場です。切開後の疼痛、出血もほとんどないので、患者さんの負担もすごく軽減され、おまけにこの例では保険が適応されるので自己負担も少なくみんな笑顔です |
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