ドリフトターン
         


ドリフトターンのコツ
(インストラクターの
検定の中の1種目
中斜面でズラシながら
ミドルターンをする)
ドリフトと言うと、何じゃソリャー(松田勇作風)と言われそうですが、「ドリフトを制する者はターンを制す」と言う言葉があるように、非常に大事な要素です。皆さんもゲレンデで時々目にするのでは?何、見たことない。それもごもっともです。チョッと見、下手な人がゆっくりデラ掛けをしているなー、ぐらいにしか見えません。それもターンしながら。そうですね、ターンの中でデラ掛けをする、と言っても良いです。普通の人はまずデラ掛けなんかしませんが
ドリフト:ボードがズレながら滑る ⇔ カービング:ズレの無い滑り

前振りが長くなりました。本題に入ります
 

ドリフトターンの模式図です
。三日月形の内側の曲線はノーズが描くシュプールです
        外側の曲線はテールが描くシュプールです



ドリフトのポイント
1、A点はズレがゼロの点です
  角付けがしっかりなされ、基本姿勢です。上下動の最も低い姿勢になります。重心は中央です
2、A点から前足に立ち上がると同時に後ろ足をけり出し外向姿勢を作りドリフトに入ります。ターンに入ったら重心は真ん中に戻っていきます。この辺りは普通のターンと同じと考えれば良いでしょう(追加訂正しました080507)
3、B点はズレが最大です
  最も逆ひねりが強く、向かい角、外向姿勢が最大になります。上下動の最も高い姿勢になります。重心は真ん中です。ターン中内傾しない事もポイントです
4、B点を過ぎたら外向姿勢を徐々に基本姿勢に戻しながら低くなっていきます。A点では最も低い姿勢で、ボードのズレは0です
参考 外向姿勢:
ボードの進んでいる方向(ノーズの向いている方向ではない)に上体(基本姿勢の)が向いている。

たったこれだけです。イントラ検定で加点の取りやすい種目です。馬鹿に出来ません。エアーと一緒で、ほとんどの人が練習の非常に少ない種目です。短時間で上達しやすく、ポイントさえ押さえれば加点も割合楽です。


イメージ的には、A1の切り替え時の、最も重心が低くズレないボードと体の同調姿勢から、B1の最も姿勢が高くズレが大きい外向姿勢を経てA2の同調状態に戻っていく事をスムーズに連続動作で表現する、と言う事でしょうか?
ドリフトターンの理論で私が納得したサイト
外向姿勢の考え方はこれを支持します。吉田美和さんもこういう風に解説していたなー
http://www4.ocn.ne.jp/~tsba/howto-technigue-2.htm
TSBAの技術サイトです(現在削除されています)

その内容は、上体の向きをどうするか、と言う内容で、ボードが進む方向に上体を向け続けるという事です。切り替えの時はボードと上体は同調しますが、ターンのピークではズレが最大なのでノーズの向きとボードの進む方向のズレも最大です。上体はボードの進む方向を向き(体の正面が向くのではない)ます

青の矢印はノーズの向き
緑の矢印はボードの進む方向=上体の向き
これで理解は完璧ですね。検定での加点を祈ります


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