清潔について(滅菌消毒)

当院では清潔に注意し患者さん間や医療従事者との間の感染に注意を払っています
基本的な滅菌方法を3つ導入しています
1つは、オートクレーブです。精製水を高温高圧にし、密閉された状態で20〜30分継続すると、全ての細菌・ウイルスを完全に死滅できます。医療機関では基本的な方法です
2つ目はフタラール製剤です。オートクレーブは高温になるのでそれに適さないものを滅菌しています。フタラール製剤の欠点は高価であること、タンパク質が存在すると効果が減少すること、密閉容器の使用が不可欠であること等
3つ目は次亜塩素酸Naです。台所や風呂場、プールでの漂白、殺菌に一般に利用されています。欠点は金属を錆びさせることです

それぞれの方法は一長一短があり、適材適所で使用します
歯を削る時の主役のエアータービンです。健康な歯質も元気よく削れます
20年以上前から1人1人使用毎にオートクレーブで滅菌しています。ちなみに10万円/本します。またオートクレーブの滅菌によりタービンヘッド(交換すると3.5万円/本)と言うところが消耗します。滅菌していない場合の1/3に寿命が縮みますが、当院では感染を防ぐ為あえて導入しています
これは電気エンジンです。回転速度がタービンより大分遅いので健康な歯質はほとんど削れません。タービンと併用します。
これも使用毎にオートクレーブで滅菌しているのでこんな本数が必要です
上記タービン、エンジン専用オートクレーブです
乾燥工程が無いので、タービンヘッドのダメージが比較的少なく済みます。この2代目になってもう随分たちました。
大型のオートクレーブです。高温に耐えられる器具の滅菌に使用しています
ディスオーパの滅菌漕です。滅菌能力の維持の為、1週間に2回の全交換をしています。以前のグルタールアルデヒドよりも揮発性が弱く、スタッフの体に優しくかつ効果は同等の薬剤です。滅菌として認められています。オートクレーブにかけられない物の滅菌に欠かせません


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