小児の治療について
@うその約束をしないで下さい。
治療の前に「みてもらうだけだから」「くすりをつけるだけだから」などの約束をしないで下さい。その時は何とかなりますが次からより一層困難になるだけでなく、親子間又は医療者との信頼が損なわれます。時間は掛かりますが正攻法に勝る物はありません

A治療を恐がらせないで下さい。
「言うことを聞かないと先生がおこるよ」とか「痛いことをされるよ」など、医者に対する恐怖心を与えるような発言をしないで下さい
治療内容をお子さんに話される時も、注射をしてタービンで削る場合は、『しびれるおまじないをしてジェット機のお水で虫歯をきれいにしてもらおうね』と言うように説明してあげてください
B治療中は、なるべく声をかけないで下さい。
治療中は子供の気持ちが先生や治療スタッフに向けられるように、なるべく子供に声をかけないで下さい。子供が甘えてスタッフとのコミュニケーションが取れなくなります

C強制的な治療(押さえつけての)は行いません。
はじめに、治療についてのトレーニングを行い歯の治療に慣れていただいてから、徐々に進めていきます。また保護者の方には診療室の外でお待ちいただく事もあります。治療するのに子供の協力がほしいので、子供のペースで進めていきます。これは通院がいやにならない為、必要な事ですので、ご理解をお願いします

D誉めてあげてください。
子供にとっても歯の治療は疲れるものです。治療が終わった子供に「痛かった?」と声をかけるのではなく、「よくがんばりました!」と誉めてあげる事が大切なのです。それが子供の自信につながり、次回も上手に治療できる原動力になります。出来れば、お家に帰ったら家族全員で誉めてあげてください

Eじょうずに治療が出来たら物によるごほうびは必要ですか?
治療は親の為でもましてや治療する側の為にするものでもありません。本人の為にするものです。自分の為なのに、それが出来るとごほうびをもらえる、こんなことを小さい時からしていると、何かもらえないと何もしなくなりそうだと思いませんか?三つ子の魂百までと言います。小さいころ身に付いた考え方は怖いです
Fしつけの一部とお考え下さい。
たとえ嫌なことでも、大切なこと・必要なことはがんばってする方が良いですね一度に大きな壁は乗り越えられませんが、小さいときから段階を追って少しずつ壁が高くなる分には大丈夫乗り越えられます


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